日吉あたりで半端な時間に仕事が終わってしまいました、、、そうだ!菊名で横浜線に乗り換え東神奈川までほんの2駅、、レッツラゴー!
東神奈川駅前にぽつりと佇む酒場一軒。
濱の良心、戦後間もなく開業された根岸家さんです。
店内は口開けを10分過ぎたところだと云うのにほぼ満席です。運良くコの字カウンターの一角にひとり分のスペースがありました。
駅前だと云うのにこの酒場には凜とした空気が流れています。
手前にはお燗中の徳利が、あちら側にはお燗を待つ既に正一合入った徳利が並ぶ。出番を待つ徳利には薄紙がかけられている所がきめ細かな良心です。
先ずは冷えきった身体に熱燗を、、、ぷはっ、、五臓六腑に染みわたります。
肴はオニカサゴのお造りを、、、
コリコリとした新鮮な身は爽やかな旨みと甘味、、これで430円とは恐れいります。
そして大好物な鯛のお頭です♪
自分の手のひらより大きなお頭、、、420円!持ってけドロボー!、、すみません、、下衆な言葉遣いでした、、、ほんとこのお頭で1週間は呑めますよ(笑)
そろそろウーロンハイに突入してと。
根岸家名物、自家製コロッケ♪
ひとつにはウスターソースたっぷりかけてもうひとつはそのまま食べます。たかがコロッケ、されどコロッケでやんす。
気持ちのよい一時間を過ごさせて貰いました。
何故か、良酒場にはそろばんが似合います。
そうそう、根岸家というと黒澤明監督の天国と地獄にも出てくる伊勢佐木町にあった根岸家総本店が今も伝説酒場として語り継がれていますが、この東神奈川の根岸家さんも関係があるのでしょうか。調べてみると東神奈川の根岸家さんのご主人は、伊勢佐木町の根岸家の経営者であった坂元スミさんの縁者にあたる方とのことでした。名酒場に歴史ありですね。
それにしても映画でしか観たことがないですが、伊勢佐木町にあった根岸家総本店さん、現存する写真を見ると堪らないものがあります。
※他HPより転用
※天国と地獄からのキャプチャー
一度でよいからここで飲んで遊んでみたかったです。