今年の1月に下町の大御大BANE師匠の和竿に装着されていたのを見て以来、サイドマウントリールの魅力に取り憑かれてしまっています(笑)
前にも書いたのですが、その頃はサイドマウントリールという名前すら知らなかったのでネットでの検索も情報が乏しく、ようやっと行き着いたのがこの画像でした。
袋に入った状態で画像も粗くて判断しがたいのですが、これはきっとBANE御大の持っているプラスチックバージョンではないかと。また画像から得られる情報は他にNAKAJIMA ペンタッチ手巻リールのワードだけです。
その「NAKAJIMA ペンタッチ手巻リール」で検索すると出てくる画像はこの現行バージョンのプラスチックリールばかり。
そしたらね、先週の事ですBANE御大から着信があり、釣りのお誘いかと出てみれば、この僕のブログに出ているリールを持ってるかも、、って仰るじゃないですか、、どうやらナカジマの初代ペンタッチ手巻リールの事らしいのです。
もうね、人様のモノでも見てみたい触ってみたいのですよ。なんたってサイドマウントリールに取り憑かれてますから。
そんなわけで、一昨日の日曜日、大林酒場でほろ酔い気分の僕は気が大きくなって御大に電話しましたよ。
御大が電話に出るや否やこう言ってやりましたとも。ペンタッチリールともう一回じっくり見たいからあの金属のリールを今から持ってきなさい!浅草寺の裏で待ってる!ガチャン!、、、すみません、畏れおおくて言えますかいな。
そんなこんなで10分後、チャリで現れたBANEさん。
近場の酒場で密会であります。
じゃじゃじゃん!
思っていた「B.U ROACH」のプラスチックバージョンとは違いました。やはりハンドルの形状から見てもナカジマの初代ペンタッチ手巻リールに間違いなさそうです。勝手に初代とさせて頂きましたが、現行のペンタッチリール以前のモノには間違いありません。形状はサイズも含めテンダー社のエリプスリールに似ています。違いはスプールをロックする際、テンダー社のはハンドルつまみを押す方法ですが、ペンタッチの方はハンドルつまみをスライドさせてロックをします。あとテンダー社のものとくらべ台座が短いのでリールシートに固定することも出来ますね。
そして僕がサイドマウントリールに取り憑かれた引金となったリールもじっくり拝見させて貰いました。
ハンドルの形状こそ違いますが、B.U ROACHをコピーしたモノのようです。またB.U ROACHと比べて金属の厚さが薄いです。それだけ軽量ということになります。おそらくB.U ROACHの図面を元に製造された日本製じゃないでしょうか。
それにしてもBANEさんもよく見つけてきたものです、、しかもそれを買うとは、、僕に負けず劣らずのヘン◯イだと断言出来るのであります(笑)
そしてまた、この日記を見た月島の御大は悔しさと羨ましさの葛藤で今宵はシーツの端を噛みちぎっている事でしょう。