山田ら〜めんさんの看板と云えば、やはりとんかつラーメンだったんだと思います。それも味噌とんかつがテッパン。あのラーメンに乗ったとんかつ、最初はさくさくで時間が経つにつれスープがしみてそれはそれで味わい深い。いつも不思議に思っていたのは、最後の最後までとんかつの衣は薄くぴったりと肉にくっ付いたまま、はがれない。因みにとんきのとんかつをラーメンに乗せたならば、一瞬にしてセパレートしてしまうんやろね。
そんな今では食べられない、山田さんの味噌とんかつラーメンに想いを馳せていたら、ふと思い出したんですよ。
そんな訳で武蔵小山の隣である不動前へ。駅から歩くこと5分、、、よかった!暖簾がでてる♪
因みにこの写真は去年の7月末に初訪した時のものである。こちら創業50年にもなる「こばやし」さんです。偶然前を通った時に瞬時でビビピ、、間違いない。
そんなわけで飛び込み食べたのがこの炒飯。
やはり、間違いなかった、、、これだよこれ。
その時に見つけてしまったんです、、あのメニューを。
そして本日、再訪したのであります。
注文は迷わず「とんかつラーメン」であります♪
おおお!これがこちらのとんかつラーメンか!若干色が濃いめの醤油スープである。
まずはスープを、、、鶏ガラの出汁に野菜昆布の旨味と甘み、これぞ中華そばって感じで色から想像するような味は濃くなくあっさり、でもしっかりと芯があってボケてない、コクもある。旨い!
そして麺である、少しばかりウェーブがかかった細めの麺、カンスイの香りも昭和の味である。茹で加減は若干柔め、でもコシも残っている。つるつると喉越し良くてこれでよい。
そして肝心のとんかつである。サクっと噛み切ると、ラードの香りが、、山田さんところもそうだった。豚肉はロースらしいが殆ど脂はない。そして不思議ないことに、こばやしさんのとんかつも衣が薄いのに最後までとんかつの形を崩さない。
醤油ラーメンととんかつ、見事なマリアージュでありました。
でもね、メニューのとんかつラーメンを注文すると醤油がデフォなんですけどね、、実は味噌ラーメンもメニューにはある訳なんです。 どんな味噌ラーメンかはわかりませんが、次回は味噌ラーメンにとんかつを乗せて貰えるかお願いしてみたいな。
創業50年、僕がおぎゃーとこの世に生まれた頃、こばやしのおとうさんは既にラーメンを拵えてたんですね、、そしてもしかしたら、もしかしたら、、山田のおとうさんもこちらのとんかつラーメンを食べたことがあったりして、、いろいろ考えていると実に感慨深いのでありました。
ご馳走さまでした。
そして、この店主のお店とお客さんに対する愛情がまた素晴らしいのです。
また来ます!