この方が夢中になっておられるヤキジュー。
故:三代目三遊亭金馬師匠の著書“江戸前の釣り”に出て来るヤキジュー。串に刺された小鮒やタナゴ等の小魚を焼いて、最後にジュっと醤油につけて食べるのがヤキジュー。その姿が電線にとまっているスズメに似ているとかと言う事で、スズメ焼きとも呼ばれています。
この金馬師匠の著書は昭和20年代から30年代にかけての江戸前の釣りに関して軽妙に、そして巧みな文章で記されているのですが、その中でヤキジューに関してのくだりはたった数行であるがとても美味しそうに語られているのです。
そんな訳で大人の時間です。今宵はヤキジュー噛みしめ昭和の世界にどっぷり浸かるのである。
でも今宵のヤキジューは正統派ではない。
デキハゼを干した目刺しのヤキジューである。
デキハゼの目刺しを軽く炙って、、、醤油と日本酒、そして味醂を少々加えたタレをハケで塗って出来上がり。デキハゼなのでデキジューと勝手に命名した。
皿は昭和を最も感じる物を探したが、、僕が持っている物の中で一番古い物、、出て来たのはこんな皿である、、、
大人の時間だと言うのに、、ミスマッチ、、、
まさか、この皿に絵を描いた時、、、オッサンになってこの皿でデキジューを食う事になるなんて想像すら出来なかったであろう、、、つか幼稚園児ですもんね。
そんな事より、デキジュー。なんとも滋味溢れる味である。無論旨い。でも味わうのは舌では無く、脳で味わうのである。
そしてこれから残った一本のデキジューと久しぶりに味わう日本酒と共に、、、
これを観るのである。
そういえば今日の今日まで、、なんでも鑑定団を観るまで、、内藤ルネは女性だと思ってました。
ゲバゲバ!ピーーーー!!!