デジカメというのはホントに便利で、誰でも簡単に写すことが出来るキカイであります。しかもフィルム代も現像代もかからず、その場で見られる。
ま、今では当たり前のことですけど、フィルム世代で育った身としては、それが逆に味気なく感ずることもある。
そんなこんなで久しぶりにこんなモノを大事なもん入れから出してきた。
これぞ、アナログの中のアナログ、ピンホールカメラです。
裏側はこんな感じ。
この小さな窓を見て、フィルムに記載された番号でいま何枚目かを確認する。
シャッターレリーズを装着して。
殆ど勘でシャッターを解放するのです。
そして12枚撮り終えたら現像に出す。出来上がるまでどんな写真が撮れているかわからない、、だってファインダーさえ無いのだから。でもわくわくするんです。
これらはこのピンホールカメラで撮ったものです。
こんな雰囲気の写真はいまの技術をもってやると簡単にできるし、スマホやデジカメ自体にフィルター機能や、モード選択で容易く出来ちゃったりする。でもそれは撮り手が意図的に狙って行なうわけです。
でもピンホールカメラでは狙い通りに写る時もあるし、まるで想像もつかない写りだったりする。そして後者の方が新鮮な驚きだったり、好きな写真だったりする。勿論失敗作も大量に生産されるのは仕方ない(笑)
そんなわけで久しぶりにスローな写真を楽しみたいと思うゲイジツの秋(既に冬)
ちゃんちゃん